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セビージャのクリスマス、年末、年始。

コートを着るようになる11月上旬頃から、セビージャは段々とクリスマスの準備がはじまってきます。最初にクリスマスが近づいてきたなと感じるのは、きっとスーパーなどで見かけるクリスマス菓子、道のイルミネーション準備などでしょうか。

今日は、そんなセビージャのクリスマスについて少し触れたいと思います。

宗教と関り深いセビージャの年末年始

セビージャ(スペイン)は、カトリック教が強く信仰されている国です。国の祝日や様々な行事イベントなども、カトリック教に添ったものが多くありますし、これからお伝えしていく、クリスマス(スペイン語でNavidadと言います)も宗教的なイベントのひとつですね。

セビージャのクリスマスや年末年始は、昔ながらの習慣が守られているものと、現代の自由さ、海外の影響からイベント事としての盛り上がりを見せる、両面が混在しているように思います。そんな視点からお話していきます。

 

☆スペイン年末年始の行事重要日

12月24,25日 Noche buena(ノーチェブエナ:クリスマス)

12月31日 Noche vieja(ノーチェビエハ:大晦日)

1月1日 Año nuevo(アニョヌエボ:元旦)

1月6日 Reyes Magos(レジェスマゴス)

12月24,25日 Noche buena(ノーチェブエナ:クリスマス)

日本でもおなじみのクリスマスですね。比較的この日は、友人などと過ごすという人が多い日です。最近では、日本でも華やかかと思いますが、セントロのイルミネーションがどんどん豪華になり、イベント色が強まっているなと感じます。

でも、トラディショナルな習慣として、家それぞれの好みのベレンを飾るというのがあります。

11月下旬には、セビリア大聖堂(カテドラル)横にベレンを販売する特設マーケットが出現します。マーケットでは、人形や食べ物のかざり一つ(1ユーロ程度)から販売していて、各家庭では毎年少しづつ買い足して年々立派なベレンに仕上げて行きます。

ベレンとは、スペイン語でベツヘレムの街を意味します。キリスト誕生の様子や、東方三賢者がキリスト誕生のお祝いに訪れる様子を表現する置物です。最近は、セビージャならではのフェリアを表現したものも笑

各お店によって、神妙なものが多かったり、可愛らしいものが多かったり個性豊かです。

こちらは、可愛い置物、上のほうに赤ちゃんがいるのがわかりますか?キリストの誕生の様子です。

フェリアの様子ですね。でもちゃんとキリスト(赤ちゃん)がいますね。

 

12月31日 Noche vieja(ノーチェビエハ:大晦日)

この日は、田舎に戻ったり、ご両親親戚家族と共に過ごす人が多い日です。街のバルはほとんど閉まっていたり。でも最近は観光化、都会化しているので、いくつかは営業しているお店もあります。

スペイン人のこの日の一大イベントというと、やはり「ぶどうを12個食べる」ことでしょうか。。。

セビージャ市役所前の広場に集まり一斉に食べたり、テレビでマドリッドのPuerta de sol の鐘の中継を見ながらぶどうを食べる!という方が多いかもしれませんね。とは言っても、スペイン人必ず行っているわけではなく、これも昔からの風習なので、実際は、やる人とやらない人が混在しています。

とても早いスピードで食べるので、ちょっとコツがいるのですよね。種無し、小さめぶどうを。

私は毎年、皮と種を事前に取って準備。それでもいつもぎりぎり食べきるという感じですが、一気に食べ終えて「Feliz año nuevo!!!!!」と笑顔でワイワイ新年を迎えるのは、とても楽しいですね。

※ぶどうを12個食べる意味は?歴史がありそうなイメージですが、特に宗教的な意味あいがあるわけではなく、約100年前ぶどうが豊作で余ってしまい、ある農家がぶどうを12個食べると幸せになれるとPRして、その流行が広まって今に至っているようです。

1月1日 Año nuevo(アニョヌエボ:元旦)

年末とつながっていますが、ぶどうを食べて年が明けると皆「Feliz año nuevo!新年おめでとう!」と言い合い、スペイン産スパークリングワイン、カヴァ(Cava)で乾杯します。その後は、各々にパーティーに出掛けたり、引き続き家族と過ごしたりします。

 

1月6日 公現日、Reyes Magos(レジェスマゴス)

カトリックの国ならではの行事がこのレジェスマゴスです。公現日、レジェスマゴスとは、キリストの誕生の知らせを受け、この日に東方より3人の賢者(王)がお祝いの品を持ってキリストのもとへ訪れたとされています。そこで、スペインでは12月24日ではなくこの日に子供たちへプレゼントを渡すのが習慣となっています。しかし、サンタクロース(パパノエル)のプレゼントのお話を子供たちも楽しく知っていますので、今は12月24日と1月6日両方が浸透しつつあります。。。

街では、公現日を祝いパレードが行われます。プレゼントを与えたと言われる3人の王や、様々な姿に仮装をした子供たちが山車に乗り、セビージャの街中を数時間かけてパレードをします。そのパレードがなぜ話題かというと、山車から大量の飴やお菓子を投げる(プレゼントする)のです。ビニール袋いっぱいになるくらいの量です。子供たちや大人もワイワイ大はしゃぎで、「こっちに投げて!!、こっちこっち!!」と声を上げながら、にぎやかに拾います。そして、山車が過ぎ去ったすぐあとは清掃車が一斉に道路掃除。そうなのです、靴がべたべたになるくらい。量、想像していただけますか笑。

そしてこの日に食べる伝統的なお菓子が、ロスコン・デ・レジェス(Roscón de Reyes)です。大きなドーナツ型のパンで、代表的なのはプレーン(パンのみ)、生クリーム、チョコクリーム味があります。中に、小さな人形とソラマメが隠されており、人形が当たった人はその日は王様に、ソラマメが当たった人はロスコン代を支払います。ちょっとした遊び心が楽しいですね。

 

約2週間あまりの冬季休暇もこのレジェスマゴスで終わりとなり、7日から学校や会社など通常生活に戻って行きます。それから街では、レバハス(Rebajas)冬の大バーゲンが始まります♪

 

今年も残すところあと1ヵ月、

皆様の良き一年の締めくくりと、素晴らしい新年の始まりを祈っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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